
今日より明日を1%よく生きる
私のLDE(ロゴ・ダイナミック実存主義)の根幹にある「1%行動原理」。
この理論の原点は、私の大学時代のアパートでの、ある孤独な習慣にまで遡ります。
私は大学に、一般入試ではなく「推薦」で入学しました。
難関を突破してきた同級生たちを前に、当時の私は「自分は推薦組なのだから」という、ある種の引け目と、それゆえの謙虚さを常に持ち合わせていました。
周囲を見渡せば、多くの学生が教職課程を取っていました。
彼らのスケジュールは朝から夕方まで講義でびっしり。
一方で、教職を取っていなかった私は、彼らに比べれば時間的な余裕があり、毎日3講義ほどを受ける日々でした。
しかし、講義の数が少ないからといって、楽をしていたわけではありません。
むしろ、「数」ではなく「質」で彼らに追いつこうと必死でした。
講義をただ聞き流すだけでは、当時の私には内容を完全に理解することが難しかったからです。
そこで私は、必ず教室の「一番前の席」を陣取ることにしました。
机の上(当時としてはマイクロテープレコダーというものがあって手のひらサイズでした)にはテープレコーダー。
教授の一言一句を逃さぬよう録音し、講義が終わってアパートに帰ると、そのテープを何度も聞き直しました。
「今日の講義を、明日もう一度だけ深く理解する」
華やかなキャンパスライフとは程遠い、アパートでの地味な反復作業。
しかし、この時私が心の中で唱えていたのが、「毎日、今日より明日を1%だけよりよく生きる」という格言でした。
一度で理解できなければ、二度聞けばいい。
昨日の理解度より1%でも深まれば、それは成長である——。
この泥臭いまでの反復と改善が、実は現代の最強の成功理論「マージナル・ゲイン(Marginal Gains)」の実践そのものであったことに、数十年経った今、気づかされました。
当時の私がコンプレックスをバネに行っていた行動は、LDEの「事後的自由」によって、今、「1%行動原理」という確固たる理論へと昇華されました。
現在執筆中のキンドル本では、この実体験に基づいた理論を公開しています。
才能の差は、1%の執念で覆せる。
かつて一番前の席でテープを回していた私が、実証済みです。
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