1. フロム:「究極の価値への方向性」としての宗教心 LDEは、フロムの宗教観を土台の一つとしています。 フロムは宗教心を「特定の神の有無」ではなく、人間が「究極の関心」に向かって自らを方向付ける「方向性(Orientation)」として定義しました。 無神論者であっても、何らかの絶対的価値に向かって生きていれば、それは宗教心の働きであると捉えます。 またフロムは、神を自らの願望を満たす道具とする「偶像的宗教」を批判し、自らの生を引き受け、存在そのものに感謝する「成熟した宗教」を提唱しました。 LDEは、 ...