LDEの歴史

LDEの原理である「50%行動原理」の秘話

産業心理学とアトキンソンの理論

LDEの原理である「50%行動原理」は、大学の産業心理学の講義に始まります。

産業心理学の教授は、「人間の一番やる気の出る時は、一か八かの時である」、と「アトキンソンの達成動機理論」を述べていました。

なぜかこの言葉が印象に残り、私はこれを今でも覚えていました。

後に、フランクルの書籍を読むうちに、フランクルがオルポートの論文を引用して「確信は半分のままで、全身全霊を込めることができる」という文章があり、これは教授が言っているのと同じだなと思ったのです。

そこからこの「50%行動原理」が私の行動基準となったのです。

社会での保険の営業

社会に出て、一番初めの仕事が、保険の営業でした。

私の家は商売をしていて、家を継ぐ気はありませんでした。

しかし、大学は商学部の入学しました。

大学では会計学を専攻していましたが、どうしても「フランクル」気になって、産業心理学の講義ばかり受けに行ったのです。

一応日商簿記2級までは取得することができましたが、それ以上は身が入らず、フランクルに関する書籍を買いあさっていました。

うちの親からは昔から、「お前が商売をやったらまじめすぎて潰れるな」とよく言われたものです。

自分でもそれは自覚していました。

だが社会に出てから一番の初仕事が、保険の営業だったのです。

初めは、他人の家に訪問することは苦痛以外の何ものでもありませんでした。

ある時、産業心理学での達成動機理論とフランクルの理論を思い出し。

よし、この理論を実践してみようと思い、行動を起こしました。

まず考えたのは、フランクル理論である「逆説志向」でした。

フランクルは強迫症の人の治療に、自分の嫌がっていものをわざと志向するという理論でした。

私は少しフランクルの理論を応用して、

「昨日は20回、玄関で断られたので、今日は37.462回断わられよう」とフランクルの「逆説志向」と「ユーモア」を統合して、自分に言い聞かせ玄関の前に立ちました。

(フランクルはユーモアの強制収容所で生存に有効であると述べています。)

すると、この数字のばかばかしさに、自分で笑ってしまい、玄関のチャイムをスムーズに押すことができたのです。

これが、ロゴダイナミック実存主義(LDE)での0.2秒の壁の克服だったです。

(リベットは行動前に「0.2秒の拒否権」があることを突き止めました。)

人と話すのが面白い

0.2秒の衝動の壁を突破しただけでは営業はできませんでした。

そこで出てきたのは、アトキンソンの達成動機理論でした(LDEでは50%行動原理と呼びます。)。

保険の営業は、心理学の教授の、一か八かという言葉でした。

断れても、収穫はだめで元々だ、という勇気で飛び込み営業を続けていったのです。

そのうち不思議なことが起こりました。

収穫は、先輩に横取りもされて、営業数値はあまり伸びませんでしたが、保険がとれるようになったのです。

このことは私にとって奇跡でした。

それから、何だか、人と話すのが楽しくなて行ったのです。

今なら、保険でも車でも何でも営業する自信はあります。

-LDEの歴史